
ランナーなら、一度は耳にしたことのある「ホノルルマラソン」。
毎年12月にハワイで開催され、日本人ランナーにも大人気の大会です。
いつかはホノルルでフルマラソンを走る!
と、目標にしているランナーも多いのではないでしょうか?
日本語の情報が多いホノルルマラソンでも、日本とは違う気候にどんな準備をすればいいのか戸惑いますよね。
ここでは大会概要を参考に、初心者が迷いやすい服装のアドバイスや、ホノルルマラソンの魅力をお伝えします。
目次
日本人の参加が4割超え!ランナー憧れのホノルルマラソンとは?
2018年に46回目をむかえるホノルルマラソン。
毎年、12月の第2日曜日にハワイのホノルルにて開催されています。
昨年のフルマラソン参加実績は、26,369人。そのうち、日本人は11,785人。約44%が日本からの参加と、まさに日本人ランナーにとって憧れのマラソン大会といえます。
メインスポンサーが日本航空だけでなく、協賛企業に三菱UFJニコス、コーセー、NTTドコモなど日本企業が名を連ねていることからも、注目度合いがうかがえます。
参加種目は、フルマラソンと10キロ部門。車椅子とウォーキング部門とあわせて、以下の4部門があります。
・フルマラソン
・フルマラソン車椅子競技部門
・10キロラン
・10キロウォーク
ホノルルマラソンの3大特徴!時間制限がなくて、誰でも走れる!?
マラソン初心者から何回も参加する常連ランナーまで、ホノルルマラソンが多くの人に愛されるのは理由があります。
ホノルルマラソン大会ならではの、3つの特徴をみてみましょう。
ホノルルマラソンの特徴1.参加人数の定員がない
まず一つ目の特徴が、参加人数の制限がまったくない点です。これは、数万人が参加する規模の大会では珍しいルールです。
世界的に人気のマラソン大会では、世界6大メジャーマラソン(ワールドマラソンメジャーズWMM)が有名です。
・東京マラソン
・ボストンマラソン
・ロンドンマラソン
・ベルリンマラソン
・シカゴマラソン
・ニューヨークシティマラソン
以上の6つのマラソン大会は、その人気からどれも参加倍率が異常に高くなっています。
東京マラソンは例年30万人以上が応募し、そのうちフルマラソンに当選するのは約3万6千人と10倍近い倍率です。
ほかにも抽選順や、ボストンマラソンのように年齢別の応募基準タイムをクリアしている人からの先着順など、とにかく参加するにも狭き門になっています。
いくら憧れていても、参加資格も得られないのなら海外の大会に参加するのは夢のまた夢。
その点、ホノルルマラソンは定員制限がなく申し込みをすれば誰でも走ることができます。
暖かで美しいハワイの気候を楽しみつつ、さっそうと駆け抜けるマラソン大会。
そこに、熾烈な抽選倍率をくぐり抜けなくても参加できるなら、いつかは走ってみたくなりますね。
ホノルルマラソンの特徴2.時間制限なし
次に注目されるのが、「時間制限なし」という大会ルールです。
フルマラソンの大会は、交通整備の問題などから「スタートしてから○時間以内に完走」と、制限時間を設けているところがほとんどです。
ランナーの間では、比較的制限時間が長いといわれる東京マラソンでも、フルマラソンは7時間以内の制限がついています。
しかし、ホノルルマラソンは時間制限なし。後半でペースダウンが心配な方でも、安心して走りきれます。
ただ油断は禁物です。「時間制限がないから……」と練習をおろそかにすると、マラソン中に大きな足のケガや心臓への負担など、思わぬ事故になることも。
大会にむけては、コツコツと練習し体を鍛えておきましょう。
ホノルルマラソンの特徴3.子どもと走れるフルマラソン
最後に、家族連れにとって嬉しいのが、子どもと走れるマラソン大会ということです。
ホノルルマラソンの大会参加年齢は、以下のようになっています。
【フルマラソン部門の参加年齢】
・大会当日7歳以上であること
*14歳以下のお子様は、コースで保護者が常に一緒に行動しなければいけません
*20歳以下の未成年の参加には、保護者の同意と署名が必要です
時間制限がなく、のんびりと走れるのなら、子どもと一緒に42.195キロの景色を走ってみるのもいいですね。
いつもとはひと味違う、素敵な時間になること間違いなしです。
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フルマラソンのコースは、緩やかな海辺の道
ホノルルマラソンのスタート地点は、アラモアナ公園です。
レースでは、世界的に有名なワイキキビーチや、ダイヤモンドヘットを眺めながら走ります。
フィニッシュラインはカピオラニ公園。スタート4キロ地点以降は、ほぼずっとシーサイドを走るという海沿いコースになっています。
緩急の差もゆるやかで、平坦な道が続きます。
一番の難所は、最後40キロ付近からの緩やかな坂道。ダイヤモンドヘッドの南側を通る約2キロは、残りのパワーを出す踏ん張り所です。
運が良ければ、青空にかかる虹や、太陽に照らされて光る青い海を眺めながら走れます。
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当日衣服預かりサービスは基本的になし
スタート地点で、当日荷物や衣類を預かるサービスは、大会側は用意していません。
(大会側が用意した衣類預かりサービスは、大会前日に専用袋に着替えを預け、ゴール地点で受け取るというものです。詳細は、JALホノルルマラソンHPをご覧下さい)
安全上の理由から、スタート地点のアラモアナ公園にゴミ箱はありません。そのため、不要になった衣類やビニール袋などは途中のエイドステーションのゴミ箱で捨てましょう。
参加するツアーによっては、当日の衣類預かりサービスを実施しているところもあります。旅行会社に問い合わせてみましょう。
早朝スタートのフルマラソンにぴったりの服装は?
ホノルルマラソンのフルマラソン部門は、スタートが早朝の5時。
まだ真っ暗な、日が昇る前からスタート地点に並びます。
日が出ていないなら、寒いかも?
大会での服装を考えるにあたっては、ホノルルの気候を知っておきましょう。
平均気温は23.8℃とあたたかいため、タンプトックや半袖で十分!?
常夏のハワイ。12月でも平均気温は20度超えと暖かな日が続きます。
昼間はもちろん半袖。夜間や早朝の肌寒い時間でも、薄手の長袖があれば心配ありません。
スタート時の早朝の気温は、だいたい18度前後。日中は、太陽が出れば25度以上になります。
天気がよくて暑い日なら、半袖やタンクトップで大丈夫です。
雨季でコロコロ天気が変わるので、雨具が必要!?
12月は、暖かいとはいえ雨季にあたります。
1日のなかでコロコロ天気が変わり、雨が降ってきたと思ったらすぐに晴れるなんてことも。
ハワイの雨は、日本のようにしとしと降るわけではありません。
シャワーといって、ざっと降ったりやんだりを繰り返します。
天気予報が晴れでも、シャワーが降る可能性があるため、万が一にそなえて雨対策を。
過去には、雨で寒くてスタート地点で体が冷えたなんて参加者もいました。
薄手の羽織や、使い捨ての雨ガッパを日本から持って行くといいでしょう。
おすすめのジャケットやグッズを以下で紹介します。
おすすめのコンパクトにたためるランニングジャケット
(モンベル) mont-bell EXライト ウインドジャケット
出典元:アマゾン
着ていることさえ忘れそうな、軽い着心地のジャケットです。
折りたためばポケットに収まるコンパクトサイズ。これなら、走行中に脱いでも場所をとりません。
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mont-bell ウインドジャケット
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出典元:アマゾン
コンパクトで軽い一枚仕立てのジャケット。
ランニングだけでなく、旅行時に持って行く上着としても重宝します。
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アディダス フィットネス ジャケット
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忘れてはいけない、日差し対策グッズ
日本は真冬でも、ハワイは常夏。早朝5時にスタートするホノルルマラソンも、走っている間に日が昇ってきます。
帽子やサングラス、日焼け止めなどのグッズを忘れずに持っていきましょう。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク SPF50+/PA++++
出典元:アマゾン
紫外線をしっかりガードするSPF50、PA++++の日焼け止め。しっとりと肌になじみます。
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アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク
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肌対策に関することを詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめ!
ホノルルマラソンにおすすめの携行食
出典元:アマゾン
【MEDALIST】メダリスト エネルギージェルおためし3味
ホノルルマラソンでは、数キロおきにエイドステーションが設置されています。
ただし、提供されるのは水がエナジードリンクです。
バナナなどの補給食はありません。
長いフルマラソンのエネルギー切れに備えて、携行食を用意しておくといいでしょう。
フルマラソンのような、体がバテてしまう運動におすすめなのはジェルタイプの補給食です。
疲れていても飲みやすく、ジェルタイプなら吸収率も高いです。
ランナー向けに作られたエネルギー補給ジェルのメダリストは、走りながら高エネルギーを摂取するのに最適です。
リンゴ果汁、グレープフルーツ果汁、ブドウ果汁とはちみつや果糖を主な原料として作られたエネルギージェルは、携帯しやすいコンパクトなサイズ。
スタート前、レース中、レース後に摂取することで、エネルギーを持続させ、フルマラソンで疲れた肉体に迅速に糖を補給します。
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【MEDALIST】メダリスト エネルギージェル
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気になる申し込み方法や、エントリー料金
ホノルルマラソンに申し込む方法は、基本的には3種類あります。
・ホノルルマラソンの日本語公式サイトからエントリー
・旅行会社のマラソンツアーに申し込む
・現地でレイトエントリーする
それぞれ、違いを見ていきましょう。
エントリー方法1.ホノルルマラソンの日本語公式サイト
ホノルルマラソンは、日本語の公式サイトでお申し込みができます。
※申し込む時期によってエントリー料金が違うので注意してください。
早く申し込む人ほど、お得な価格設定になっています。アーリーエントリーと、9月以降の第2期エントリーではなんと6,000円もの開きがあります。
・アーリー(4月16日~25日)22,000円
・1期(5月15日~9月14日)27,000円
・2期(9月15日~11月9日)29,000円
ホノルルマラソンの参加にあわせて、ハワイをのんびり観光したい、自分でプランを立てたい人におすすめです。
エントリー方法2.旅行会社のマラソンツアー
H.I.SやJALが主催するホノルルマラソンツアーも人気です。
個人旅行と違い、航空券の手配やホテルの手配で悩まなくていいのがポイント。
また、大手旅行会社のマラソンツアーは、大会当日までと現地でのサポートが充実しているのが特徴です。
たとえば、H.I.Sは自社独自のランニングクラブを主催し、マラソンコーチを迎えツアー参加者をサポート。
月一で講習会を実施し、ツアーの参加者は無料で加入できます。
また、現地入りしたら大会にむけてジョギングやストレッチの講習会も。大会直前に、コンディションの調整ができるので、一人参加や初心者の方には嬉しい特典です。
大会当日は、ホテルからスタート地点までの送迎・ゴール後に大型テントを設置して飲食の提供、ゴール地点からホテルへのシャトルなど、至れるつくせりのサービスが充実しています。
はじめての参加だから不安という方は、マラソン大会ツアーも探してみるといいですね。
エントリー方法3.ギリギリでも間に合う?ホノルルの現地
申し込みを逃したという方は、現地でのエントリー方法が残されています。
・ホノルル現地受付 12月6日(木)~12月8日(土)$365
ハワイ・コンベンションセンター1階「パケット・ピックアップ会場」にてお申し込みが可能です。
早めの申し込みとコツコツとした練習を
人気のホノルルマラソン。定員制限がないとはいえ、特典が充実したツアーはすぐに埋まってしまいます。会場に近いホテルが満室だったり、余裕のある計画には早めの行動が大切です。
ホノルルマラソンを走ってみたいと思ったら、次回の大会にむけて申し込みタイミングを確認しておきましょう。例年4月のアーリーエントリーがおすすめです。
また、はじめて参加する人は十分な練習期間をしっかりとって、ケガなく楽しい大会にしてくださいね。
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