
ランスマライター、ニュージーランド在住のサトウカエデです。
趣味でランニングをはじめると、気になりだすのが「海外のマラソン大会」。
私の住むニュージーランドも、マラソンは人気のスポーツ。多くのマラソン大会が開催されています。
今回ご紹介するのは、秋のニュージーランドでワイン畑を駆け抜ける「ニュージーランド航空 ホークス・ベイ国際マラソン大会」。
ニュージーランドといえば、神々の箱庭と称されるほど、壮大で美しい自然が広がるアウトドアスポーツのメッカです。
ワイン産業も盛んであり、特色のある小規模ワイナリーから歴史ある国際的なワイナリーまで、ワイン通の中では、ニューワールドとして知られています。
そんなニュージーランドで、黄金色に輝くワイン畑を走る。日常とは別世界の風景を駆け抜けるマラソン大会をご紹介します。
当日の大会の様子はこちらから
【大会レポ】第3回NZホークス・ベイ国際マラソン大会を走ってみたら・・・
目次
日本から飛行機で約11時間。マラソン大会に向け秋のニュージーランドへ
南半球にある国、ニュージーランド。
オーストラリアの隣に位置する島国で、国旗も似ているため間違えられることもしばしば。
「北島」と「南島」の二つの島からなり、首都のウェリントン、最大都市オークランドを抱える北島は、温暖な気候でも知られています。
人口約460万人。
日本の約4割の人口に対して、国土は日本の7割。自然豊かな国です。
ニュージーランドへの飛行機は、「ニュージーランド航空」が直行便を運航。
治安もよく、ひとりでも家族連れでも楽しめる海外旅行先のひとつです。
■提携空港
・東京・成田発 夕方6:30発
・東京・羽田発 夜10:05発
(羽田便は、2018年4月現在、10月~5月での期間限定運航です。詳細はニュージーランド航空のホームページをご確認ください。)
■運航時間
・往路 10時間35分
・復路 10時間55分
ホークス・ベイ国際マラソン大会の開催地である、北島のネイピア空港までは、オークランドから国内線で約1時間。
午前中かお昼過ぎにはネイピアに到着するので、大会前日の現地入りでも大丈夫。
余裕をもったスケジュールにするなら、大会の2日前に現地到着するとよいでしょう。
ニュージーランドと日本の時差はたったの3時間
ホークス・ベイ国際マラソンが開催されるのは5月。日本との時差は、プラス3時間です。
日本からニュージーランドに来る場合は、時差ボケの影響はほとんどない範囲です。
そのため、日本からでも参加しやすい海外のマラソン大会なのではないでしょうか?
ニュージーランドでの日焼け、寒さ対策も忘れずに
ニュージーランドの季節は日本と逆。大会開催日の5月のニュージーランドは秋。
平均気温は17.7度と、暑くも寒くもなく過ごしやすい気候です。
ただし、朝晩の冷え込みには要注意!
大会当日は、早朝からスタートラインに移動するため、ウィンドブレーカーや長袖のパーカーがあるとよいでしょう。
それから、日本の7倍ともいわれる紫外線。秋とはいえ、太陽の光が強く感じられる日もあります。
・日焼け止め
・帽子
・サングラス
があると日焼け防止に役立ちます。
オススメ記事:夏のランニングを楽しく快適に!日焼け防止にオススメな帽子15選
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第3回ニュージーランド航空 ホークス・ベイ国際マラソン

Photo by Air New Zealand Haeke’s Bay International Marathon
この大会は、2016年からスタートしたマラソン大会です。
ニュージーランド全土と、国外からも参加者が多いことで、地元の注目を集めています。
■開催日
2018年5月12日(土曜日)
■開催部門
・フルマラソン
・ハーフマラソン
・10km
・3kmキッズラン(5歳~12歳限定)
■参加費用
・フルマラソン NZ$157(約12,300円)
・ハーフマラソン NZ$109(約8,550円)
・10km NZ$65(約5,100円)
・3kmキッズラン NZ$25(約1,960円)
(早期申し込み割引あり。詳細は大会ホームページ(英語)をご覧ください)
※日本円は、1NZ$=約78.5円で計算しています
■エントリー方法
大会ホームページ(日本語表示可)より、エントリーを受け付けています。
■スタート時間
・10km部門 7時45分
・ハーフマラソン 8時15分
・フルマラソン 9時
スタート時間が早朝という大会も多いですが、ホークス・ベイ国際マラソンでは、距離の短い10kmが一番最初。
フルマラソンやハーフの完走を目指して、長時間フライトで参加する海外旅行者にも、優しいスタート時間となっています。
◾公式サイト:https://hawkesbaymarathon.co.nz/
宿泊場所のおすすめは、シャトル利用に便利なネイピア
慣れない土地でのマラソン大会は、スタート場所への移動手段が気になるところ。
ホークス・ベイ国際マラソンでは、各部門のスタートラインまで、専用のシャトルが運行しています。
シャトルの発着場所にも近い宿泊施設を考えるのであれば、ネイピアの街中、マリーンパレード沿いで宿をとるのがおすすめです。
フルマラソン参加者は、徒歩でスタートラインまで移動可能。それ以外の部門は、マリーンパレード沿いからシャトルバスが出発します。
旅行者向けの観光情報センターも近く、海辺の景色を楽しめるため旅行気分を味わうにはぴったり。
帰りのバスも、ゴール地点からネイピアのマリーンパレードまで運行しています。
シャトルは有料です。エントリーの申し込み時に、チケットも忘れずに購入しましょう。
海沿いやワイン畑。平坦で楽しみながら走れるコース

Photo by Air New Zealand Haeke’s Bay International Marathon
フルマラソンは海沿いのマリーンパレード、ハーフマラソンでは緑に囲まれたパコワイ・リージョナルパークからスタート。
ホークス・ベイは、坂が少なく平坦な土地のため、マラソンランナーにとって走りやすいコースです。
紅葉に染まる木々に秋を感じながら、出会う羊の姿を写真に収めたり。
タイムだけを追い求めるのではなく、自然の中を走る喜びを楽しむランナーが多いのも特徴です。
マラソンのゴール後は、美味しいワインが味わえる!
ワイン畑を駆け抜けた先、ゴール地点は「Sileni Estates Winery(シレーニ・エステート)」という老舗のワイナリー。
シレーニ・エステートのワインは、実は日本でも購入可能。「日本へ輸入されているニュージーランドワインの中で、輸入量No.1※」を誇るブランドです。
しかし、現地のワイナリーでは、ここだけで購入できる、とっておきのボトルも取り揃えています。
参加者は完走メダルをもらい、美味しいワインを楽しむチャンスがあります。地元の飲食店も出店し、ゴール地点はさながらお祭りのような雰囲気です。
ホークス・ベイの秋の自然を目で楽しんだあとは、美味しいニュージーランドの食べ物で、疲れた体にエネルギーをチャージしてください。
※食品産業新聞 2017年2月16日号「2016 年輸入酒銘柄別ランキング」より
マラソン大会だけじゃない。観光も楽しめるホークス・ベイ
せっかく海外まで来たのだから、マラソンだけではなく観光も楽しみたいですよね?
ホークス・ベイ地方の名物は、アールデコ建築、ファーマーズマーケット、そしてワインです。
可愛らしいアールデコ建築の立ち並ぶネイピア
フルマラソンの出発地点であるネイピアは、歴史あるアールデコ建築で有名な街。
1930年代の大地震から復興の際に建てられた建築物が、いまも現役の建物として街中に数多く残っています。
アールデコの街並みをめぐる見学ツアーも旅行客に人気。
美味しいコーヒーを飲みながら、可愛らしい街並みを眺め、「外国にいる気分」にどっぷり浸れます。
ニュージーランドの地元の味を楽しむなら、日曜マーケットは必見
もし旅行日程に余裕があれば、大会翌日の日曜日も、ぜひ観光のため滞在してみてください。
おすすめは、ネイピアの隣町・車で20分ほどのヘイスティングで開催されるファーマーズ・マーケット。
新鮮な地元でとれた果物、イチジクのジャム、焼きたてのクロワッサン、受賞歴のある自家焙煎のコーヒー。
ここでしか味わえない美味しいものがそろっています。
■ファーマーズマーケット 公式サイト
秋の紅葉は、ワイナリー巡りにもぴったり
ホークス・ベイ地方には、30を超える大小さまざまなワイナリーがあります。ニュージーランド最古のワイナリーと言われる、Mission Estate Winery(ミッション・エステート)があることでも有名です。
大会のゴール地点であるSileni Estates Wineryの近くにも、4~5軒のワイナリーがあり、無料のテイスティングが楽しめるところも。
生産量が限られているため、ワイナリーでしか売っていない種類のボトルもたくさんあります。
ワイナリーを訪問して、お気に入りの味を見つけるのも楽しみ方のひとつです。
■Mission Estate Winery 公式サイト(英語)
■Sileni Estates Winery 公式サイト(英語)
日本人にぜひ参加してほしい大会!ホークス・ベイ国際マラソン
秋のニュージーランドの魅力がたっぷり味わえる、ホークス・ベイ国際マラソン。
そして、ランスマライターのわたし、サトウカエデが今年のホークス・ベイ国際マラソンに参加してきます!
チャレンジする部門は、ハーフマラソン。
4年のブランクがあり、ハーフとはいえ無事に完走できるかドキドキしています。
目標タイムは、2時間15分を切ること。
景色を楽しむのを忘れずに、ケガに注意して、久しぶりの大会を楽しんできます!
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