マラソンランナーの身長は高い方が有利なのか?低い方が不利なのか?

マラソンランナーの身長は高い方が有利なのか?低い方が不利なのか?
2019年9月29日 takuma

「マラソンランナーは身長が高い人が有利なの?」「逆に身長が低い人はマラソンには向いてないの?」などの疑問をお持ちではないでしょうか。

 

スポーツをやっていると身長や体重というものが大きく競技に影響してくると思われますが、マラソンに関しては身長はそれほどあまり重要視されていません。

 

実際に有名な日本人ランナー達の身長は軒並み身長に対しては平均的な高さであり、むしろ身長と体重のバランス数値(BMI)の方が重要視されています。

 

今回はそんなマラソンにおける身長との関わり合いに関して、詳しく解説していますので是非とも気になる方は参考にしてみてくださいね。

 

 

身長によってマラソンには有利・不利があるのか?

身長によってマラソンは有利になるのか、はたまた不利になるのかに関しては、前述した通り”体重”とのバランスがとても重要になってきます。

 

基本的にはマラソンは体重が軽い方が有利とされており、必ずしも身長が高いから有利というわけではありません。

 

以下から身長に対するメリットとデメリットに関して、詳しくみていきましょう。

 

 

高身長マラソンランナーのメリットとデメリット

まず初めにマラソンランナーのメリットとデメリットに関してですが、主に以下のような項目が挙げられます。

 

・メリット:歩幅が大きくストライドが大きいため、ストライド走法向きと言える

・デメリット:急カーブでタイムロスしてしまう

 

やはり身長が高いと歩幅も広くなり、走り出した時のストライドがそれに比例して大きくなります。この点に関しては低身長のマラソンランナーよりはやはり優れていると言っても過言ではありませんね。

 

ですが、逆に高身長だと歩幅が広いことが災いして急なカーブに対応できず、大きく曲がり過ぎてしまうためタイムロスすることが考えられます。

 

 

低身長マラソンランナーのメリットとデメリット

次に低身長のマラソンランナーのメリットとデメリットに関してですが、以下のような項目が挙げられます。

 

・メリット:ピッチ走法に向いているため、マラソンランナー向きと言える

・デメリット:どうしてもストライドが短くなるため、長くする工夫が必要になる

 

低身長のマラソンランナーのメリットとしては、歩幅が短いため必然的にストライド走法ではなく、ピッチ走法での走りに特化することができます。

 

そのため、マラソンには向いていると言っても過言ではありません。

 

また、デメリットとしてはストライドがどうしても短くなるため、ストライドが長い人と比べてどうしてもタイムが出にくい傾向にあります。

 

そのため、ストライドを長くするためのトレーニングが別に必要になりますね。

 

 

マラソンにおける身長と体重の関係

マラソンにおける身長と体重の関係性に関しては、しっかりとした適正値が設けてあります。

 

マラソンランナーの場合は目安となるのがBMIの数値とされており、以下の計算式で簡単に割り出すことが可能です。

BMI=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)} 

 

健康診断等でもよく見かける計算式だと思いますが、マラソンでもこの数値がとても重要になってきます。

 

仮に高身長であろうとも低身長であろうとも、BMIの数値がマラソン向きの範囲内でなければ大会等で良いタイムを出すことは難しいでしょう。

 

このBMIの適正値としてはトップランナーを対象に調査した結果、BMI16〜21の範囲内がベストとされていることが分かっています。

 

仮にその範囲内に数値がない場合は、体重を調整する必要があるということですね。

 

 

有名な日本人マラソンランナーの身長と体重

有名な日本人マラソンランナーが、どのくらいの身長と体重なのかも気になってきますよね。

 

以下に男女別にトップランナーの身長と体重をピックアップしてみたので、是非とも参考にしてみてください。

 

 

男性マラソンランナーの身長と体重

猫ひろし(元日本人ランナー):身長145cm / 体重45kg

出典:https://www.alpen-group.jp/cp/running/postrunning/20180820_001/

 

川内優輝(元公務員ランナー):身長175cm  / 体重62kg

出典:https://the-ans.jp/news/15286/

 

大迫傑(マラソン日本記録保持者):身長170cm / 体重 53kg

出典:http://www.mgc42195.jp/finalist/profile/suguru_osako/

今はカンボジア代表選手として活躍されている猫ひろしさんですが、身長は145cmとかなり低い方です。それでもトップランナーとしてオリンピックでも活躍されています。

 

猫ひろしさんからも分かる通り、身長が低いからマラソンで不利になるというわけではなさそうですね。

 

 

女性マラソンランナーの身長と体重

高橋尚子(金メダリスト):身長163cm / 体重46kg

出典:https://lumina-magazine.com/archives/9451

 

重友梨佐(大阪国際女子マラソン1位): 身長168cm / 体重50cm

出典:http://irodori-terrace.com/athletelibrary/2189/

 

森本友(ウィーンマラソン1位):身長168cm / 体重50kg

出典:https://shinkimu.exblog.jp/7786654/

Qちゃんの愛称で一躍有名になったマラソン界のクイーンである高橋尚子選手も、それほど身長が高い方ではないですが金メダリストとして活躍されていた実績があります。

 

 

マラソンランナーの身長から適性体重がわかる!

前述したBMIの数値によって、マラソンランナーの身長から適正体重が分かるようになっています。

 

以下はその指標となる表なので、是非ともご自身の体重が適正体重であるかどうか確認してみてください。ちなみにBMIの数値は、マラソンランナーに最も適している数値である19.5に設定しています。

身長(cm) 適正体重(kg)
160 49.92
165 53.09
170 56.35
175 59.72

 

あくまでも上記は指標であり必ずしもその体重である必要はないのですが、マラソンランナーとしてはその数値に近い方がタイムを狙いやすく走りやすいので、頑張れる方は体重調整してみてくださいね。

 

 

マラソンランナーの身長に関するよくあるQ&A

ここではマラソンランナーの身長に関するよくある質問をまとめてますので、是非とも参考にしてみてください。

 

・マラソンで身長が伸びるのか?

・マラソン大会後は身長が縮むのか?

 

以下からそれぞれの回答に関してみていきましょう。

 

 

Q1:マラソンで身長が伸びるのか?

人間の身長に関しては様々な要因で、年ともに縮むとされています。その要因の一つとして挙げられるのが、背や腰が曲がることですね。

 

しかし、普段からランニング等の習慣がある方は、走ることにより姿勢が良くなり身長が伸びることが分かっています。

 

そのためマラソンを行なっている人は効率の良い走りを追求するため、必然的に姿勢がよくなり身長が伸びる可能性があります。

 

 

Q2:マラソン大会後は身長が縮むのか?

英スウォンジー大学の調査によると、”胸椎や腰椎などの脊髄の間にある椎間板が圧縮されるため”マラソン大会後は身長が約1cm縮むとされています。

 

と言っても、翌日には元に戻るのでご心配なく。

 

 

まとめ:マラソンランナーの身長は高い方が有利なのか?低い方が不利なのか?

結論をまとめるとマラソンランナーは身長が高い低いにあまり関係なく、むしろ体重とのバランスが大切であることがお分りいただけたかと思います。

 

その数値として目安になるBMIがどのくらいあるのかをまずは自身で調べてみて、適正体重であるかどうか是非とも比較してみてくださいね。

 

 

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