ランニングシューズの寿命と適切な買い替えのタイミングとは

ランニングシューズの寿命と適切な買い替えのタイミングとは
2019年3月26日 kamenwriter

ランニングにピッタリの季節になってきました。さて今回は、ランニングアイテムで1番重要なランニングシューズについてご紹介します。

 

ランニングシューズには走行距離による寿命があり、時間の経過による劣化も起こります。ランニングシューズの状態が良くないと、様々な機能が失われ、膝痛のような怪我をする恐れもあります。

 

ランニングシューズの寿命を理解することで、適切なタイミングで買い替えをすることができます。新年度が始まる前に、ランニングシューズが寿命を迎えていないか?買い替えの時期を迎えていないか?確認してみましょう。

 

 

走行距離の目安は500~1000km

ランニングシューズの走行距離による寿命の目安は、500~1000kmと言われています。幅があるのは、ランニングシューズに様々なタイプがあり、タイプによって目安が変わるからです。

 

例えば、一般的なアスファルトの道路で使用する「ロードタイプ」の寿命は、約700km前後と言われています。しかし、山道などの不安定な道路で使用する「トレイルタイプ」の寿命は、約500km前後と寿命の目安が短くなります。

 

ランナーの中には、1000kmを超えても使用する方もいるようです。しかし、1000kmを超えてくると見た目に問題がない場合でも、クッション性が低下したりと機能面が衰えるようです。

 

クッション性が低下すると、足に負担が掛かってしまいます。思わぬ怪我に繋がりかねないので、シューズのクッション性に違和感を覚えたら使用を控えましょう。

 

数字を使用してランニングシューズの管理をできる唯一の方法が、走行距離を目安にすることです。走行距離を計測して、シューズの寿命の目安となる走行距離を確認しましょう。

 

スマホアプリでは、シューズを登録して、GPS機能を使用した走行距離を計測してくれるアプリがあります。シューズを登録すると、そのシューズがどのくらい走っているのか計測してくれるので、是非使用してみて下さいね。

 

走行距離でシューズの寿命の目安距離を確認しながら、ランニングシューズの状態を確認して、寿命を迎えているのか判断しましょう。

 

 

寿命を迎えている状態とは?

では、ランニングシューズが寿命を迎えている状態とは、どのような状態のことをいうのでしょうか?アウトソールのすり減り、素材の経年劣化など様々な状態があるので、詳しくご説明します。

 

 

その1:アウトソールのすり減り

ランニングシューズの寿命の見極め方のひとつとして、アウトソールのすり減りを見ることが挙げられます。アウトソールとは、地面に接する靴底の部分のことを指します。

 

ランナーには走り方のクセがあり、クセによってアウトソールのすり減り方が変わります。ランニングペースの速いランナーは、親指の付け根の母指球あたりがすり減りやすいです。

 

基本的にはかかと部分がすり減りやすいのですが、アウトソールがすり減ることで着地時の角度が変わります。すると、着地時に足の角度が変わってしまい、足に負担がかかってしまうのです。

 

アウトソールのすり減りは、ランニングシューズの機能が低下しているサインです。母指球あたりがすり減ると、グリップ力が落ちて力を十分に伝えることができません。

 

ランニングシューズの機能が十分に受けられなくなっているので、アウトソールがすり減っているとランニングシューズの寿命を迎えているといえるでしょう。

 

 

その2:素材の経年劣化

ランニングシューズの寿命には、素材の経年劣化によるものもあります。走行距離が少なくても、保管期間が長いとランニングシューズがダメになってしまうことがあります。

 

素材の経年劣化とは、ランニングシューズに使用されている素材が時間の経過と共に劣化していくことをいいます。

 

例えば、湿気の多いところに保管しておくと、加水分解という現象が起きてソールが剥がれてしまうことがあります。加水分解とは反応物(シューズの素材)と水が反応して分解されることです。

 

シューズにはポリウレタンが使われることが多いのですが、ポリウレタンは加水分解の影響を受ける素材でもあります。ポリウレタンは、ソールに使用されていることが多いので、ソールが剥がれることがあるのです。

 

ちなみに、ソールとはアウトソール、ミッドソール、インソールのようなシューズの底の部分のことをいいます。

 

加水分解で大事なランニングシューズが駄目にならないように、風通しのいいところに干したり、湿気の少ないところで保管をしましょう。

 

履きすぎもよくないですが、あまりにも履かないのもNGです。新品のシューズでも加水分解は起こりうるので、買ったまま箱にしまっておくのも考えものです。

 

履こうとおもったらランニングシューズが駄目になってた、なんてことに繋がりかねません。適度に使用して、保管方法に気を付けましょう。

 

水洗いをして汚れを取ることも、経年劣化を防ぐポイントのひとつです。

 

 

買い替えのタイミングは?

ランニングシューズの寿命がわかってきたところで、シューズの買い替えのタイミングについて考えてみましょう。

 

シューズの破損や機能面の低下があると、シューズ本来のパフォーマンスを発揮できないので、買い替えのタイミングといえます。他にも、モチベーションアップする為に買い替えるのもいいでしょう。

 

 

その1:パーツの破損や経年劣化

ランニングシューズがパーツの破損や経年劣化で破損している場合、買い替える必要があります。使用前にはシューズを毎回チェックして、ソールが剥がれていたら、買い替えるようにしましょう。

 

他にも、アウトソールがすり減って入れば、パフォーマンスの低下や怪我にも繋がるので買い替え時でしょう。破損している場合には、シューズを修理するという手もあります。

 

 

その2:クッション性の低下

クッション性の低下は目には見えずらい部分ですが、ランニング生活を長く楽しむためには大切な部分です。クッション性が低下していると、足腰にかかる負担が大きくなってしまいます。反発力も減少するので、パフォーマンスの低下にも繋がってしまうのです。

 

ミッドソールにしわが出てきたりするのもサインのひとつなので、たまに確認するのもいいでしょう。ミッドソールとは、アウトソールとインソールの間の部分のことで、衝撃を吸収する役割があります。

 

 

その3:ランニングのレベルを変えたい時

ランニングのレベルを変えたい時や、気分転換などにシューズを変えるのもいいでしょう。ランニングシューズを変えることで、モチベーションもあがりますよね。

 

ランニングシューズには競技用や初心者向けなどの種類があるので、自分にあったシューズにする為に買い替える場合もあります。

 

ランニングをしていて「もって早く走りたい!」と思った場合は、自分の実力と向き合いながら上級者用のシューズにするのもいいですね。

 

 

シューズを随時チェックして、怪我やパフォーマンスの低下を防ごう!

ランニングシューズには寿命があり、使用することでアウトソールがすり減ったり、時間の経過とともに劣化します。保管方法や手入れを行えば長く使うことができますが、消耗品なので限界があります。

 

劣化したシューズを使用すると、怪我やパフォーマンスの低下に繋がるのでなるべく避けたいところです。

 

シューズの買い替えのタイミングに悩んだ時には、今回ご紹介したポイント

 

・走行距離の確認

・アウトソールのすり減り

・素材、パーツの経年劣化

・クッション性

 

を基準に、シューズの寿命をチェックしてみて下さいね。

 

ランニングシューズはランニングで1番大事なアイテムなので、自分の力を十分に発揮でき、怪我無く走れるものを妥協せず選ぶといいでしょう。

 

 

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