
「ランニングのパフォーマンスを上げたい!」
そんな時の強い味方が、ランニングソックスです。
え?ソックスなんてどれも同じでは?
ランニングソックスって、普通のソックスと何がちがうの??
どんな効果があるの???
今回は、このような疑問にお答えし、おすすめソックスもご紹介します。
目次
ソックスをはく意味は?
毎日当たり前のようにはいているソックス。でも、何となくはいている~という人も多いのではないでしょうか?
実は、「ソックスをはく」ということには、いろいろな効果があります。
・汗を吸い取り、ムレを防ぐ
・靴と足の間のクッションの役割
・摩擦や衝撃をやわらげ、タコ、魚の目、乾燥の予防
・防寒対策
・ファッション性をプラス
などなど。
これらに加え、用途に合わせて特別に作られたソックスは、目的に合った大きな役割を持っています。
例えば、サッカーソックスには、すね当てを入れるという目的以外にも、足の保護や疲労の軽減という役割があるのです。
ランニングソックスも同様!
ランニングソックスには、ランニングのパフォーマンスアップに役立つ機能が満載。一度履いたらその快適さに、やみつきになってしまいますよ。
ランニングソックスと普通のソックスの違いとは?
ランニングソックスと普通のソックスの違いは、その機能です。
ランニングソックスは、ランニングパフォーマンスを上げるため、走りやすくするための様々な機能と工夫が施されています。
例えば、足裏の滑り止め。
ランニングを始めるとき、多くの人はシューズ選びに力を入れるものですが、シューズ選びで大切なポイントは、足とのフィット感といわれています。
ぴったりフィットしないと、足がシューズの中で微妙にずれ、豆や靴擦れの原因となります。普通の靴下だと、このシューズ内でのずれが大きいのです。
そこで、ランニングソックスの中には、足裏に滑り止めを付けたものが多く、ずれと余分な疲労の軽減に役立っています。
その他にも、クッション性やサポート機能など、より快適な走りのために様々に改良されたソックスが、ランニングソックスなのです。
ランニングソックスを選ぶ時のポイント
ランニングソックスには様々な種類があります。用途に合わせた機能が搭載されていますので、購入時にしっかりチェックして、自分に合ったソックスを選びましょう。
ポイント1:ランニングソックスの厚さ
① 厚手
クッション性を重視し、ランニング中の地面からの衝撃をやわらげるソックスです。長距離を走るとき、山の中を走るときなどに適しています。
また、疲労感の軽減にも役立つため、ランニング初心者や走りなれていない人、健康管理やダイエット目的の人にも向いています。
② 薄手
上級者、スピードランナー、レースで履く時に適しています。薄手のため、地面をける感覚がダイレクトに伝わりやすいという特長があります。
また、通気性がよい、足のムレを防ぐ、軽いというメリットがあり、より速いタイムを狙いたい時にはくとよいでしょう。
ポイント2:ランニングソックスの素材
① 吸汗性の高い綿素材
ソックス選びで重要ポイントの一つは吸汗性です。
吸汗性に優れた素材トップは何といても綿素材。ランニングソックスの素材としては、綿とポリエステルやナイロンの綿混素材が一般的です。
吸汗性に優れ、かつ合成繊維の丈夫さや速乾性を持ち合わせています。
② 紙糸(ペーパーファイバー)
紙の糸という目新しい素材です。その名の通り、和紙や紙を原料として作られた繊維で、表面に無数の穴があき、吸湿性の高さが特長です。
紙糸を使ったランニングソックスは、長く走ってもムレることなくドライな履き心地が魅力。繊維自体は摩擦に強く耐久性が高いため、丈夫で長持ちするランニングソックスとして人気です。
③ ウール素材
ウールといえば温かさが魅力ですね。その保温性の高さから冬の寒い時期にはピッタリの素材なのですが、それ以外にもランニングソックスとしての魅力があります。
まず、ウールの吸汗性の高さです。天然素材であるウールは、素材自体が自然に湿度調整を行ってくれますので、足がムレることなく快適さを保つことができます。素材自体に厚みがあるので耐久性の高さも魅力です。
ポイント3:ランニングソックスの機能性
① アーチサポート
アーチサポート機能とは、土踏まず部分に適度な着圧を加えサポートする機能です。土踏まずは、足本来のクッション機能を果たしています。
この土踏まず部分にサポート機能を加えることで土踏まずが落ち込まないよう支え、テーピングど同じ疲労の蓄積防止という効果が得られます。同時に、着地時の衝撃を吸収して次の蹴りだしをスムーズにする効果もあります。
② アンクルサポート
アンクルサポート機能は、足首周りを固定し、蹴りだしのブレを抑える機能です。
足首と共にアキレス腱のサポート効果、かかとのぐらつき防止、着地時の衝撃軽減という効果も期待できます。
③ 滑り止め
靴と足のフィット感を極めるためには、滑り止め付きのランニングソックスがおすすめ。
走っている最中、どうしてもシューズの中で足がずれることがありますが、これは足の無駄な動きに繋がり疲労を増長してしまいます。滑り止め付きであればシューズの中で足がずれず、足の力が効率よく地面に伝わるため、着地と蹴りだしの繰り返しがスムーズで効率よいランニングが期待できます。
さらに、足のずれによる無駄な動きがなくなるため、疲労防止にもつながります。
④ 防臭機能
長時間走るランニング。吸汗性の高いランニングソックスを履いているとはいえ、汗をかく、体温があがる、シューズ内がムレる・・・そして、どうしてもニオイが気になるという人もいるのではないでしょうか?
そのようなときこそ、防臭機能付きのランニングソックスを試してみてはいかがでしょうか。
高機能消臭糸「デオセル」などを使ったランニングソックスなら、長時間走った後も、消臭効果ばっちりですよ。
ポイント4:ランニングソックスの丈
① ポピュラーなレギュラー丈
足首からふくらはぎ下くらいまでの長さのレギュラー丈は、最も一般的なタイプ。
足首周りのサポートしながら、オールシーズン対応できる使いやすいソックス丈です。
軽い履き心地で、夏はショートパンツと合わせて涼しく、冬にはロングタイツと合わせることで暖かく、オールマイティに使いこなせませす。
② 動きやすいアンクル丈
素足感覚が好きな人におすすめのアンクル丈。
ちょうどくるぶしにかかるくらいの丈で、涼し気で動きやすく、特に暑い夏場にはピッタリなタイプです。
アンクル丈のランニングソックスを選ぶ際には、丈に気を付けましょう。ソックスの丈が短かすぎると、シューズと素肌が直接触れて、靴擦れの原因となりがちです。
短い丈とは言っても、必ずシューズよりもソックスの方が上に出る丈感を意識しましょう。
③ 寒さもしのげるロング丈
寒い冬のランニングには、ロング丈のソックスがうれしいものです。
暖かさをキープしパフォーマンスの向上につながります。ふくらはぎ全体を覆うため、疲労軽減、ふくらはぎの痙攣対策などの効果が期待でき、長距離レースにも向いています。
また、商品によっては着圧効果を持たせたものもあり、ランニング中の無駄な筋肉の動きを抑え、疲れを感じさせない設計になっています。
ポイント5:ランニングソックスの形
① 履きやすいレギュラー型
いつも履いているソックスと同じ形で履きやすいレギュラー型。五本指ソックスにはなかなか慣れないという人にはおすすめです。
② 全てのランナーにおすすめ、五本指ソックス型
多くのランニングファンに支持されている五本指ソックス。
五本の指がそれぞれ独立し自由に動かせるため、それぞれの指に力が入りやすいという特長があります。
つまり、より力強く地面をけり出すことができ、スムーズな走りが期待できるのです。
また、指と指が離れていて汗をかいてもムレにくく、マメもできにくいというメリットがあります。
③ 踏ん張りが効く、たび型
五本指ソックスと普通のソックスの中間にあたるたび型ソックス。
五本指ソックスの指先に力が入れやすいという利点と、普通のソックスの履きやすさのいいとこどりです。
日本の伝統・たびは、足に力が入りやすい、踏ん張りが効く、素足に近い動きができるという利点があり、高所で危険な作業を伴う大工さんやとび職人さんは現在でも地下足袋を必需品としていますね。
このたびの良さはランニングにも効果大。力強い蹴りだしで、パフォーマンスアップに繋げましょう。
ランニングソックスを長く履き続けるコツ
蹴りだしと着地を何度も繰り返すランニングでは、ソックスやシューズにかなりの負担がかかっています。そのため、ソックスがすぐ破れてしまう~と嘆く人も多いのでは?
ソックスが破れる原因の一つは、シューズとの摩擦です。そのため、靴とソックスの相性を意識して選ぶと、少しでも長く履き続けることができます。
例えば、ふだん厚手のソックスと併せて履いているシューズでは、薄手のソックスを合わせるとシューズ内に余分なあそびができてしまいます。
そうすると、シューズとソックスの間で摩擦が多くなりますので、ソックスが擦れやすく寿命が短くなりがちです。
シューズとソックスの間になるべく遊びを作らないよう、フィット感に気を配ることで、ソックスをより長持ちさせることができるでしょう。
また、洗濯方法も一つのキーです。
ふだん、靴下は何も考えずに洗ってしまいがちですが、靴下にも洗濯表示があります。
素材によって、洗濯機NG、塩素系漂白剤NGなど、お手入れ方法が異なります。
干す時は口ゴム部分を上にして陰干しがベスト。
タンブラー乾燥は避け、自然乾燥がソックスを長持さ焦る秘訣です。また、滑り止め付きの場合は、裏返して洗うと滑り止め部分が傷みません。
おすすめランニングソックス
レギュラータイプ
①アシックス陸上2足組アンクルソックスXTS189
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綿・ポリエステル素材で吸汗性が高く履きやすいランニングソックス。
薄手でありながら滑り止め付きのため、シューズとの一体感が増し、ずれによる疲労の解消に役立ちます。耐久性の高さも魅力となっています。
②X-SOCKS®ランニングスピード2
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通気性能、足首の安定性能、足のダメージを防ぐ様々なプロテクションにより、最高の履き心地を提供するランニングソックスです。温度調整機能に優れ、素足の時と同じ様な熱の放出により、余分な熱や湿気のない感的な環境を作り出します。
軽量のため、ハーフマラソン、フルマラソンなど長距離にも対応できます。
③TABIO レーシングラン
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NTT西日本大崎選手と2年にわたり開発した銘品。
フィット性が高く軽量の薄手構造で、トップランナーの長時間レースにも十分対応。
適度なアンクルサポートで疲れにくく、吸汗速乾繊維でムレを防止。消臭機能のデオセル®使用でニオイも気になりません。
五本指
①TABIO SPORTSレーシングラン5本指ランニングソックス
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軽くて走りやすい、地面を掴むように走れるという評判高いソックスです。
薄手タイプで履き心地が良く、疲れにくいというメリットがあります。吸汗速乾機能、消臭機能、滑り止め付きと優秀です。
②TABIO SPORTSレーシングラン・プロ5本指ランニングソックス
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こちらは、さらに薄くて軽量なレーシングラン・プロ5本指ランニングソックスです。
足の指部分がメッシュになっており、さらに通気性がアップ。トップアスリート対応で、パフォーマンス向上に役立つこと間違いなしです。
③ASICSプロパッド®五本指カラーランニングソックス
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シューズ内での足のずれを抑えるパッドが特長。足の甲と母指球部分にパッドが付き、シューズ内の足のずれや当たり、摩擦を軽減できると評判のソックスです。
パッドがついている分、薄手ソックスでありながら丈夫さもアップしています。
ロング丈
①プーマ ランニングハイパフォーマンスハイソックス2822216
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汗を素早く吸収、拡散する素材が快適な着用感を保つランニングハイソックス。アーチフィットサポート、母指球、小指球フィットサポートプラス立体設計着圧構造により、フィット感アップと疲労軽減を実現。
足首もしっかりホールドし、長時間のランニングにも適しています。
②タビオ コンプレッションハイソックス5本指
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タビオのハイソックスシリーズ。吸汗性と消臭性に優れた素材を使用し、さらに通気性のよいメッシュ構造で、ムレずに快適な状態をキープ。
足の形に添った立体的な設計、土踏まずのアーチサポートで、疲れ知らずの快適な走りを提供します。
③R×L SOCKS ランニングハイソックス5本指タイプ
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左右のある靴下でおなじみのR×L SOCKSのハイソックスバージョンです。
ナイロン・ポリウレタン素材で耐久性をアップ。足首から上に向けて段階的な編み製法で、足にぴったりフィットし程よいサポート感。着圧効果で、疲れの軽減に役立ちます。
ランニングソックスの効果で、快適な走りを手に入れよう!
ソックスなんてどれも同じ!とないがしろにしがちですが、実はソックスにも大きな役割があります。
パフォーマンスアップにつながる様々な機能搭載のランニングソックスは、疲れにくく快適な走りをサポートする優れもの。
あなたもぜひ、ランニングソックスに投資してみてはいかがでしょうか。
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