
冬のランニングの時間帯について、ひとつ真面目に考えてみたいと思います。
・冬も外を走りたいけど、いつ走るのが一番いいの?
・冬にランニングするにあたって注意すべきことって何?
というランナーの皆さんの参考になれば幸いです。
特に冬の夜のランニングには、危険がいくつも潜んでいます。
夜ランについては別記事「【編集部おすすめ】徹底分析!冬の夜ランニングは危険か?」も合わせてお読みください。
目次
冬ランニングの時間帯を決める前に押さえておきたい日照時間
さて、みなさん
・冬の日の出時間
・冬の日の入り時間
はどれくらいか、ご存知ですか?
2018年の冬至(12月22日)の東京を例にあげると、日の出が6:47、日の入りが16:32となっています(国立天文台ホームページより)。
では夏至(6月21日)はどうだったかというと、日の出が4:25、日の入りが19:00でした。
日照時間が5時間近くも違うということになりますね。
いまさらながら、驚きです。
そう、つまり明るい太陽のもとで走ることができるチャンスが、それだけ減っているということですね。
暗いということは、それだけ転倒や衝突のリスクが上がります。
朝晩は気温も一段と下がりますし、凍結などで路面状態も悪くなります。
一方で晴れた日中のランニングは、地面や大気が温まっていくにつれ、ぽかぽかして気持ちがいいです。
ランニングのような運動をすると体温の上下動が起こるので、うまく利用することで一日を気持ちよく過ごせたり、睡眠の質を向上させることもできます。
冬ランニングにおすすめの時間帯を解説
では実際に、冬のランニングに適していると考えられる時間帯と、その理由について紹介していきます。
冬ランニングにおすすめの時間帯1.【夕方】(16時から18時ころ)
日没前のまだ明るさのある時間から、日が沈んでまだ暗くなりきらない程度の時間帯ですね。
夕方の運動は、
・スムースな入眠
・睡眠の質の向上
につながります。
この時間帯に一度体温を上昇させておき、その後入浴し、夕食を取ります。
食後はテレビを観たり本を読んだりしてゆっくり過ごす事で徐々に体温を下げます。
このように体温の高い状態から下げていくことで、入眠がしやすくなるのです。
適度な疲労も睡眠の質を向上させます。
また、冬場は夜間に積雪があったり路面が凍結したりしますが、日中に溶けていたり除雪されたりしているので、この時間には解消されている確率が比較的高いです。
日没前までに走り終えるのが一番ですが、フルタイムで働いている方は平日はなかなか難しいですね。
またこの時間は西陽がきついので、ランニング用のサングラスなどを着用していただくのが良いと思います。
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冬ランニングにおすすめの時間帯2.【昼過ぎ】(12時から14時ころ)
太陽が南中高度から徐々に下がってきますが、気温は一日で最も高く、晴れていればぽかぽかと気持ちがよい時間帯です。
ちなみに、中学校の理科でやった懐かしの「南中高度」ですが、太陽が真南に来た時の高さ(正確には地平線との間の角度)のことでしたね。
週末のこの時間帯に、いつもよりもたっぷり時間を取ってランニングを楽しむことをおすすめします。
平日は時間が無くてなかなかできないLSD(長い距離をゆっくり走る練習法)をやったり、普段行くにはちょっと遠いランニングコースに車で行って走ったり、休みの日ならではのランニングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
公園のランニングコースなどは散歩している人も多かったりしますが、年配の方々は午前中に利用されることが多く、昼前後は空いているので狙い目です。
路面の状態もこの時間であれば問題ありません。
休みの日は昼前にゆっくりブランチを取って、食事の2時間後くらいからゆっくり走り始めるのがおすすめです。
平日の昼休みに短時間ジョギングするのもいいですよね。
冬ランニングにおすすめの時間帯3.【朝】(6時から7時30分ころ)
日の出時刻をまたぐ時間帯です。
寒いし、薄暗いし、場合によっては路面の状態も良くないかもしれません。
それでもこの時間帯に走るとしたら、モチベーションは2つあります。
1つ目は、朝走ると1日を気持ちよく始められることです。
走った後は朝食も美味しいですし、体も温まるので通勤時の寒さもあまり感じません。
1日の始めに既に1つ自分にとって良いことをしたという充実感もあり、自然になんとなく自信と余裕が生まれます。
2つ目は、走りながら日の出を迎えられることです。
夏だと日の出時刻が4時台や5時台なので、早起きが苦手な方にはなかなかハードルが高いです。
それが真冬は6時台になるのですから、(寒さというハードルはあるものの)へっちゃらですね。
薄暗かった空が白んで、やがて色を帯びてくる様というのは、少々大げさに言えば走っているを忘れてしまうような美しさがあります。
それが昼間や夜走っているのと同じコースだったらなおさら、まるで違った景色に見えてちょっと感動してしまうかもしれません。
靄がかった大気や吐く息の白さも手伝って、より幻想的なものになるかもしれません。
冬のランニングあなたはどの時間帯に走る?
この記事では、冬のランニングにおすすめの3つの時間帯について紹介しました。
夕方
日没前がねらい目。
睡眠の質の向上にも効果あり。
昼過ぎ
路面状態も良く、日差しも暖かく気持ちが良い。
休みの日はゆっくり時間を取って走りたい。
朝
冬は日の出が遅い分、朝日を浴びて走れるのがメリット。
最高の一日のために朝ランニングはおすすめ。
ところであなたにとって、理想のランニングとはどのようなものでしょうか?
どんな道を走るか、どんなシューズを履いて、何を着て、何を目指して、どこへ向かって。
ランニングも生活の一部である以上、普段のランニングはその理想とはかけ離れたものかもしれません。
でもですよ。
誰に言われたわけでもなく、誰に強制されたわけでもなく、自分の求める何かのために走っているわけです。
走ることをもっと楽しみましょう。
そして時々でも、普段と何かを変えて、違った気分で、もっと自由に走ってみてはいかがでしょうか?
場所でも、時間でも、何か1つ変えてみることで、いつもにはない心の解放感が味わえるかも知れません。
この記事がその小さなきっかけにでもなってくれたら、私としては至上の喜びです。
寒くて長い冬に負けず、頑張っていきましょう!
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