マラソン大会に出たい人は、毎日ランニングをしなくてはならないのか?

マラソン大会に出たい人は、毎日ランニングをしなくてはならないのか?
2018年9月7日 スキザキ タクミ

2008年頃からブームを迎え、現在(2018年)では890万人ほどともいわれる、マラソンランナー人口。

特定健診・特定保健指導の制度から、健康に気をつける人が爆発的に増えてランニングブームといわれるまでになりました。

 

そんな、ランナーさんたちが少なからず気にするのは、市民マラソンなどを含む、マラソン大会ではないでしょうか?

たくさんの人と走る楽しみや、自分の走りを評価できるランナーさんたちにとっての一大イベントです。

 

しかし・・・

やっぱりマラソン大会を目指すなら、毎日ランニングをしなければ難しいの?

そんな疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。

「マラソン大会に出たい人は、毎日ランニングをするべきなのか?」

今回は、この疑問に焦点をおいてお話をしていきたいと思います。

 

 

大会に出るのになぜ毎日ランニング練習しなくていいのか?

大会に出るからといって毎日走らなければならないわけではありません。

ですが、それだけ聞いても「本当に大丈夫なのかなぁ?」と思ってしまいますよね。

 

確かに、毎日走るということが、理想です。

しかし、それが重荷になってしまうのならば、本末転倒です。

 

マラソンの練習で大切なのは、自分にとってどのようにトレーニングをすることが効率よく、かつ楽しめるかを知ることです。

 

 

マラソン大会で大切な、たった1つのポイント

マラソン大会で走るというときに最も大切だと言われているのは、「走ることを楽しむこと」なのだそうです。

 

つまり、マラソン大会に出るために必要なことは、そのマラソン大会で走る距離を事前に知っておき、その状況を楽しむことができる自分を作ることなのです。

そのために、毎日ランニングをしなければならないのであれば、それは必要なことです。

しかし、必ずしも毎日走るということが必要であるというわけではないようです。

 

 

毎日ランニングすることのメリット

ランニングをすることで、心肺機能や筋肉が形成されて、長く走る

・「体力」
・「持久力」

この二つを作ることができます。

体力や持久力は一朝一夕に身につくものではありません。

 

毎日ランニングを行うことは、体力の速やかな形成とその能力の維持をすることができます。

さらに、「毎日ランニングをする」という習慣づけになり、生活のリズムできやすいです。

 

 

毎日ランニングをすることのデメリット

毎日ランニングをすると、疲労がたまりやすく、その状態でトレーニングをすることでケガや故障につながりやすくなります。

毎日走るがゆえに、疲れが抜ける暇がありません。

 

毎日走ると決めていても、仕事や天候などの都合によって走れない日というのも出てくるでしょう。

走れない日々に罪悪感や鬱憤がたまり、精神的に気分が下がってしまうことがあるかもしれません。

 

 

自分に適したランニングスタイルを作る3つの方法

毎日ランニングをすることには、メリットとデメリットがあります。

このことを踏まえて、

・自分に無理のない、楽しめるトレーニングを心がける。
・自分に適したスタイルでトレーニングをする。

この二つを意識してみてください。

この二つのことを意識する上で大事だと考えることを以下に3つまとめてみました。

 

 

1,まずは目標を立ててゴールを決める

一口にマラソン大会とは言っても、それは様々なものがあります。

距離も5km、10kmやハーフマラソン・フルマラソン。

 

走る場所は平坦なのか坂道が多いのか。

そういった、たくさんの要因の中から

・自分が挑むマラソン大会を決める。
・どんなふうに走りたいか
・どのくらい走るのか

それを決定し、まずは目標を設定しましょう。

ゴールが見えていれば、モチベーションが維持しやすく、トレーニングの効率を上げることができます。

 

 

2,トレーニングにも目標を持って!自分に合うものが長く続けられる秘訣

目標が決まったら、それに向かってトレーニング!となるのですが、そこにも目標を持ちましょう。

・「しっかりと走りきりたい」
・「◯◯時間以内に走りたい」
・「楽しんで走りたい」

様々な目標があると思います。

その目標によって、必要なトレーニングは全く違いますよね?

 

走りきりたいと思う人は、「その距離を走れる自分」を作っていきます。

楽しんで走りたいと思う人は、「その距離を余裕を持って走れる+楽しめる自分」を作らなくてはなりません。

時間を目標に立てたい人は「その距離を時間どおりに走れる自分」が必要なのです。

 

昨今のランニングブームから様々な書籍や、プロの実践するトレーニング方法をまとめたものなどいろいろな情報があります。

 

しかし、あくまでもそれは「その人」にあったトレーニング方法です。

もちろん、すべてを拒否するつもりはないのです。

 

より効率のよう方法や、プロならではの経験と知識に基づいたトレーニングがあるのかもしれません。

しかし、自分にあっていないトレーニングは続けることが難しく、無理をしてしまうことに繋がります。

 

無理にやっていることは、楽しむことができないのです。

「自分の目標づくり」はとても大切です。

 

 

3,大切なのはランニングに「慣れる」こと

実は、走るということは本来、人間にとって普段どおりのことではありません。

だから、息が切れます。

 

体の中の酸素の消費量が上がるからです。

 

あまりに酸素が足りないと、体はサインを出します。

 

走っていると横腹が痛くなった経験はありませんか?

トレーニングをすると心肺機能がどうだ、持久力がどうだ、と難しい言葉で語られています。

ですが、単純にいうと走る、という特殊な環境に体を慣れされているのです。

 

自分にあったトレーニングを行い、走ることに体が「慣れる」と、必然的に目標通りの自分に「なれる」のです。

…あまりうまくないですね。

 

 

ランニングは自分のペースにあったものを行うべき

毎日勤勉に働いたり、いろいろなことに責任感を問われる日本人の気質はとても真面目です。

それ故に、何かをするときは完璧に準備をしなければ、と思ってしまうのです。

 

「マラソン大会に出るなら、毎日走らないと…!」という思考につながってしまうわけです。

しかし、がむしゃらにただ頑張るだけでは、それに見合った成果がついてくるとは限りません。

 

大切なのは、目標に向かって進むこと。

そして、その道程をいかに楽しんで進めるかということです。

こうしてみると、「マラソンは人生に似ている」なんていう言葉にも頷けるような気がします。

 

自分の目標をしっかりと設定して、一歩一歩確実に近づく。

走ることでも、人生でもどうやらそれが一番だということですね。

 

などと、なかなかうまいことも言えませんので、今回はここまでとさせていただきます。

ここまで読んでいただいた皆様のランニングライフの充実に多少なりつながれば幸いです。

 

ありがとうございました!

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