
看護師ランナーのしまづです!
サンダルでのランニングなんて、考えたことも無い方も多いのではないでしょうか。しかし、ランニングサンダルを一度使ってみると、思いのほか走り心地が良く、ハマっていくランナーも多いです。
高性能なシューズが日々開発されている中で、なぜ時代を逆行するようなランニングサンダルを愛用するランナーがいるのでしょうか?
今回はランニングサンダルについての概要と、メリット・デメリットについて説明します。足の解放感だけでなく、実用的なメリットも多いので、ぜひランニングサンダルを体験してみませんか。
サンダルでランニングって効果ありなの!?
実はサンダルでのランニングは、人間本来の素足の感覚や足本来の機能を取り戻すために有効な方法です。一見すると変わったスタイルに思えるかもしれませんが、しっかりとした利点もあるのには驚きですよね。
もちろん、ランニングサンダルの特徴はフォーム改善などの合理性だけではありません。野性味にあふれたスタイルでのランニングは、新たな楽しみを見出せるチャンスかもしれませんよ!
まずはランニングサンダルの特徴をご紹介します。
素足感覚で自由な履き心地を楽しめる!
何といってもランニングサンダル最大の特徴は、素足感覚で自由な履き心地を楽しめるという点です。サンダルでビーチや山を散歩している時のような解放感でのランニングは、これまでと全く違う刺激を与えてくれます。
整備されたロードでのランニングはもちろん、トレイルランニングでは、路面の細かな起伏や硬さの違いを素足に近い感覚で感じられます。
足の裏というのは「第2の脳」と呼ばれるほどに神経が集まっている部位です。そこに新たな刺激を与えることで、ランニングの新しい境地の楽しみに気づくことができますよ!
ミッドフット走法の修得に効果的!
ミッドフット走法とは、かかとではなく、足の真ん中から着地する走り方のことです。多くのランナーにとって馴染みが深いのは「かかと着地(ヒールストライク)」かもしれません。
ミッドフット走法は疲れにくく、足への負担も軽減できることから、近年注目を浴びています。
修得に時間がかかり、ある程度筋力が求められるというデメリットもありますが、長い目で見るとランナーにとって有益です。
膝や足首の故障に悩むランナーは、ランニングサンダルを活用し、ミッドフット走法を身につけると良いかもしれませんよ。
DIYすれば世界に一つだけのオリジナル・サンダルが作れる!
自分だけのオリジナル・サンダルをDIYできるのも大きな魅力です。お気に入りのカラーや素材を組み合わせ、自分の足のサイズにピッタリのアイテムを作る楽しさは既製品では味わえません。
必要な材料はビブラムシート(足底部分)とパラコード(ひも部分)のみで、どちらもホームセンターやネット通販で簡単に入手できます。
既製品では物足りないというランナーは、ぜひオリジナル・サンダルのDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!?
ランニングサンダルのメリット
ランニングサンダルは魅力的なだけでなく、実用的なメリットも多いです。実用性を重視してシューズを選ぶ方も、ランニングサンダルのメリットを理解すれば、シューズ選びの選択肢が増えるかもしれません。
ランニングサンダルのメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
①素足の解放があり、夏シーズンのランニングが快適になる
ランニングシューズの「ムレ」が気になった経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。特に夏シーズンは汗と暑さが相まって、シューズ内の環境は最悪です。また、汗でドロドロになったシューズの洗濯も大変ですよね。
その点、ランニングサンダルであれば風通しが良く、ムレにくいので解放感バツグンです!汗や泥で汚れてしまっても、水でサッと洗い流して外に干しておけばすぐに乾いてくれます。
特に長時間のランニングをする方ほど、その恩恵を実感できるはずですよ。
②ランニングフォームが変わって足への負担が軽減される
先述したミッドフット走法を習得する最大のメリットは、着地の衝撃を分散させて足への負担を軽減させることです。
ランニングサンダルはソールが薄く、かかとで着地すると大きな衝撃があるため、自然と足の真ん中で着地するフォームが習得できます。
最初は慣れずに苦戦するかもしれませんが、長期的にはランナーとしてのレベルアップが図れますよ!
③圧倒的な軽さで持ち運びに便利!
遠出や旅先でのランニングを楽しむ方もいると思います。その際に、ランニングシューズが意外とバッグ内でかさばって困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
その点、ランニングサンダルはシューズと比べて、圧倒的に軽くて薄いので収納スペースに困りません。特にアウトドアアクティビティーも一緒に楽しみたい方は、荷物も増えがちになりますので収納スペースが節約できるのはありがたいですよね。
④オリジナル・サンダルで個性が引き立つ
多くのランナーは既製品のシューズを使い、それが当たり前になっていると思います。ランニングサンダルはDIYによって、世界に一つだけのオリジナル・サンダルが作成可能です。
個性を強調したウェアやアイテム選びを楽しむランナーにとって、自分だけのオリジナル・サンダルが手に入るのは大きな喜びですよね。
ランニングサンダルでトレーニングをしていると、それだけで注目を浴びること間違いなしですよ!
ランニングサンダルのデメリット
ランニングサンダルにもデメリットがあります。しかし、デメリットについて事前に知っておき、心構えてしっかりと準備をしておくことで、不利益を減らせますので参考にしてみて下さい。
①負傷のリスクがある
ランニングサンダルは足の大部分が露出しており、素足に近い状態です。それ故、障害物に足をぶつけて負傷したり、足首を捻ってしまったりするリスクが高まります。
負傷のリスクの低いコース選び、入念な準備運動による対策が欠かせません。特にランニングサンダルを使い始めて間もない頃は、シューズと同じ感覚でランニングをしてしまい、思わぬ負傷に繋がりがちです。
慣れるまでは特に負傷のリスクを意識して、ランニングサンダルを使用していきたいですね。
②素足に近いので寒さに弱い
ランニングサンダルはソックスを装着せず、素足であるため、夏は快適ですが冬はとても寒いです。足先が冷えるとしもやけができてしまったり、必要以上に体力を消耗してしまったりします。
寒さが苦手なランナーは、冬シーズンのランニングサンダルの使用は控えた方が無難かもしれません。
③慣れるまで筋肉への負担が大きい
ランニングサンダルを使用すると、自然とミッドフット走法になっていきます。それに伴い、ヒラメ筋などのこれまで、あまり使用できていなかった筋肉への負担が大きくなりがちです。
そのため、ランニングサンダルを使いだして最初のうちは、ふくらはぎがパンパンに張って不快感があるかもしれません。
しかし、それはフォームが改善され、より効率の良い走り方を身につける過程に必要なものです。レベルアップを信じて受け入れると良いですよ。
④意外とコスパは良くない
ランニングサンダルはDIYすれば安価で入手できます。しかし、既製品を購入するとシューズと比べて安価というわけでなく、むしろ高品質のアイテムであれば高くついてしまうでしょう。
コスパを重視するランナーにとって、ランニングサンダルは最適な選択であるとは言い難いかもしれません。
まとめ
今回はランニングサンダルについて説明しました。初めてランニングサンダルのことを知った方もいるかもしれませんが、どっぷりハマるランナーも多いものです。
少しでも興味を持った方は、ぜひこれから暑くなるシーズンにランニングサンダルを試してみましょう!